将棋電王戦FINAL出場棋士は2014年10月12日発表

2014-08-29

概要

8月29日に「将棋電王戦に関する記者発表会2014」がニコニコ生放送で放送され、5vs5の将棋電王戦が次回で最後になることや対戦の概要が発表された。出場棋士は2014年10月12日(日)に改めて発表される。

将棋電王戦では将棋コンピュータソフトとプロ棋士がガチンコの対局を行う。
今までに3回開催されており、将棋ファンを初めとしてコンピュータvs人間(プロ棋士)という対局は多くの注目を集めている。

■第1回将棋電王戦
2012年1月14日に米長邦雄永世棋聖vsボンクラーズで対局が行われた。
持ち時間は3時間、ボンクラーズの駒は米長邦雄の弟子である中村太地が務めた。

米長は初手6二玉と通常の人間相手では刺さないような手を選択してコンピュータの定石を外す手法で話題を呼んだが、惜しくも113手で敗れた。
引退棋士とはいえ元プロ棋士、しかも将棋会を牽引した人物の敗北に注目が集まった。

■第2回将棋電王戦
2013年3月23日から4月20日にかけてコンピュータ5ソフト vs プロ棋士5人で対局が行われた。
ニコニコ生放送で全対局が放映され230万人を超える人間が視聴した。
持ち時間は4時間。

結果はプロ棋士側の1勝3敗1分であった。
現役プロ棋士が将棋ソフトに負け越したことはちょっとしたニュースになるほどだった。
プロ棋士がコンピュータに負けるはずがないというファンの願望・希望や憶測が強かったためと思われる。

■第3回将棋電王戦
2014年3月15日~4月12日にかけて、第2回と同様に5vs5での対局が行われた。
振り駒は内閣総理大臣の安倍晋三により行われるなど電王戦の話題性や注目度の高さが伺えた。
本番で使用される将棋ソフトと同一の状態で事前貸し出しが行われるなどプロ棋士に有利(研究できる)と思われていたが、結果はプロ棋士側の1勝4敗であった。
若手の実力者である豊島将之七段のみ勝利することができたが、これは純粋な棋力だけではなく研究量や取り組み方に違いがあると感じた。
豊島七段は1000局近く(少なくとも数百局)は対局を行い対戦相手のソフト(YSS)を研究し完勝ともいえる形で勝利したが、中には50局程度しか対局していない棋士もおり危機感が足りないと言われても仕方ないのではないだろうか。
少なくとも第2回の結果を考えると、出場が決まった段階から本気で取り組む必要があったんじゃないかな。
「本気じゃなかった」と言うと語弊があるかもしれないが見てる側としてはそう感じた。

さて今回発表された将棋電王戦FINAL。

将棋電王戦FINAL

内容は次のとおりである。

・5vs5の形式は次回(第4回将棋電王戦)で最後とする
・対局する将棋棋士は2014年10月12日に発表
・20代、30代前半までの若手棋士から選ぶ
・通算勝率の高い棋士から選ぶ(勝率6割4分以上の棋士を中心に)
・コンピュータとの対決に意欲あり積極的に取り組んでる棋士から選ぶ
タイトルホルダーは出さない
・電王戦として5vs5は最後となるが、別の形では続けていこうと思っている
・開催は2015年3月~4月を予定
・本番と同じソフトハードは主催者が準備し、事前に練習対局が可能
・持ち時間は5時間 秒読み1分

「将棋電王戦FINAL」開催決定告知PV

PVにも様々な情報があります。
棋士の選定については羽生善治、森内俊之、渡辺明のタイトルホルダーも良いメンバーと評価している。
将棋電王戦に対して3人のタイトルホルダーは次のように語った。

●羽生善治四冠(名人、棋聖、王位、王座)
(タイトルホルダーが出場することについては)基本的には自分でどうこうという話ではない
これから先のことはこれから先の展開次第
対局する形になれば、コンピュータ将棋そのものを深く分析して研究することになると思う
※羽生は以前にコンピュータと対局するとなれば1年間欠場して研究すると発言しており、これに対して米長が算出した対局料は7億円である。

そういう声(タイトルホルダーとの対局)が大きくなれば実現する方向に向かっていく
私に聞かれても困るので違う人に聞いてくれといつも言っている(笑)

メンバーについて
すごい強いですよ
実力とか最近の活躍とかそういうの含めたら本当にすごい良いメンバー

●森内俊之竜王
私の意見というよりは将棋連盟の判断
会長にやれと言われたらやると思います
出るということになれば万全の準備をして確実に勝つということになると思います。
今がその時期(タイトルホルダーとの対局)かって言われるとちょっと疑問が残るところはある
次回の電王戦ではそんな簡単にコンピュータが勝てるとは思っていない

メンバーについて
若くて勝率が高くて精鋭ぞろい
今後の将棋会を背負って立つような棋士がいるので勝ち越すんじゃないか

●渡辺明二冠(王将、棋王)
やりたいかやりたくないかと言われればやりたくない
コンピュータが強くなってきて、勝てるのか?ダメなのか?って時代
その時代に自分がタイトルを持っているのは何かの縁というか運命というか
誰かがやられて決着がつかないとっていうところがあると思うんですよね
その時のタイトルホルダーがでないともうどうしようもない状況になるかが今回の焦点
今回また1勝4敗とか同じ結果だったらそれはしょうがないと思う
それ以上どういうメンバー選んだらその1勝4敗より明らかに強いかって言われたらタイトル持ってる人とか

メンバーについて
背水の陣みたいなところもあるので棋士の選定には意見を言わせてもらった。

将棋連盟の谷川会長としてはタイトルホルダーはやはり出したくない模様。
タイトルホルダーに傷が付くことや、公式戦の主催者(新聞社)に対する面が強いようである。
仮にタイトルホルダーとの対局が実現するとすれば、5vs5など団体戦ではなく1局が大きな注目を集めるので1vs1での番勝負などを想定しているようである。

質疑応答では次のように答えている
Q:タイトルホルダーを結果次第で出すことはあるか?
A:現実的な問題では非常に難しい。
 やはり年間7つのタイトル戦、公式戦があり、それを闘いながらコンピュータとの勝負に備えるのが非常に難しいと思う。

非常に否定的ですね。
渡辺二冠が若いだけあって比較的前向きに見えますね。
思ってることをはっきり言うタイプだから余計に。

渡辺二冠とコンピュータの現時点での対局も見たいですが(実は以前に対局して勝利はしてる)、やっぱり最後は羽生四冠になるんでしょうね。
将棋に興味がない人でもしってるであろう羽生善治。
七冠独占で話題になり将棋発展に非常に貢献してきており、現在も四冠と最前線で活躍し続けている。
ラスボスとしていつかは出てきてほしい。
遅くなるとコンピュータがガンガン進化しちゃうけど、できればその前にコンピュータに1度は勝利してほしい。

とりあえず10月12日の出場棋士発表を待ちましょう。
楽しみすぎる。

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